こんにちは、戸田たかひさ(@HushTug_toda)です。
新卒で入行した銀行を1年で辞めて独立しました。いまは日本とモンゴルを行ったり来たりしながらレザーブランドHushTug(ハッシュタグ)を運営をしています。
この記事では「銀行を辞めたいけど、まだ1年目だし早いのかな?親の期待や周りの目もあるし、どうすればいんだろう…。実際に辞めた人の話を聞いてみたいな」
こういった疑問に答えていきます。
先日、下記のツイートをしました。
おはようTwitter。
銀行員のときは月曜が嫌で仕方なかった。
特に先週の営業成績が良くなかったときは朝礼時に支店長に怒られるから憂鬱だったことを覚えている。
独立して約6年経ったけど銀行を辞めて後悔したことは1度も無い。
仕事はツライことも多いけど自分の責任でやれる仕事はおもしろい。
— 戸田たかひさ🇲🇳モンゴルで事業つくってます (@HushTug_toda) 2019年7月7日
銀行員のときは月曜が嫌で仕方なかった。 特に先週の営業成績が良くなかったときは朝礼時に支店長に怒られるから憂鬱だったことを覚えている。 独立して約6年経ったけど銀行を辞めて後悔したことは1度も無い。 仕事はツライことも多いけど自分の責任でやれる仕事はおもしろい。
僕も銀行員時代は仕事が嫌すぎて、結果的に1年で辞めてしまいました。
資格も1年で8個くらい取ったし、1年目にしては営業成績も悪くはありませんでした。
そんな僕が、
・なぜ辞めようと思ったのか ・辞めるために何をしたのか ・辞めてからの生活はどうか
上記の話を深掘りしながら体験談を織り交ぜつつ解説していきます。
ちなみに1年目で辞めたいと思ってる人に僕の考えを話すと、
「1年目で辞めるのは全然あり。だけど辞めるなら準備してから辞めよう」
これが個人的に考える正解で、この記事でお伝えしたいことです。
新卒入行した銀行を1年で辞めた話【退職は全然OK】
2012年4月。
期待と不安が混ざった気持ちを抱えながら、僕は銀行員になりました。
「やるからには銀行員として出世しまくってやるぞ」
と出世に燃えていた僕は大学卒業までに出来ることはやってしまおうということで簿記2級とFP3級に合格しており、
入行してからも、同期全員が泊まり込みで銀行の基礎を学んでいましたが、そのなかでも夜遅くまで札勘の練習に明け暮れ、多分ですが同期ではトップクラスで札勘が速かった自信があります。(札勘が速いほうがデキそうやつと思われるだろうという理由で頑張ってました。笑)
こんな感じで恐らくかなり意識が高い新入行員だったと思います。
まだ銀行のことを何も知らなかった純粋無垢なときですね。
辞めるきっかけは先輩社員への違和感
辞めたいと思ったきっかけはいろいろありますが、1番最初に「あれ?なんか変だなぁ」と感じたのは同じ支店の先輩行員と話しているときです。
その方は営業成績も抜群に良くて、周りの評価も高いいわゆる「デキる先輩」でした。
そんな先輩なのに仕事が全く楽しくなさそうで、いつも疲れている様子で「銀行の仕事って楽しくないのか?」とふと感じたことが銀行への最初の違和感でした。
他の銀行に対するコンプレックス
少し話がそれますが、僕の中で辞めようと思った大きな要素の中に「他の銀行に対するコンプレックス」というものがあります。
具体的に話すと、僕は鳥取の地銀に入行したのですが、小中学校の同級生がメガバンクに入行しました。
給料や周りの評価は絶対的に「地銀<メガバンク」なので、その話を聞いた時からずっと自分が地銀にいることがコンプレックスでした。
どんなに良い営業成績をあげても「メガバンクの同級生の方が凄い」と思われるのではないか、という今となっては自分勝手な妄想だったと笑えるのですが、当時はこれに悩みまくってました。
余談ですが、このようなコンプレックスを克服するには「起業して成功するしか無い」ということで、独立の道を選択して鳥取から上京して起業しました。
給与明細から未来が見えてしまった話
最初の半年間は内部の事務を勉強し、後期になり個人の渉外担当になりました。
この頃にはFP2級、内管、保険関連の資格全般は取得しており、恐らく同期の中ではわりと頑張っていたほうだと思います。
そんな頃にふと金庫の掃除をしている時に支店全員の給与明細が保管しているファイルを見つけてしまいました。
興味本位で支店長の給与明細を見てみると「え、少ない…」と衝撃を受けたことを今でも覚えています。
というのも、僕の勤めていた支店は鳥取の中でもわりと大きめの支店で、そこの支店長なら結構貰ってるんだろうなと思っていたからです。
さすがに具体的な金額は控えますが、当時の僕には「残り30年頑張って支店長になってもこのレベルか…」と軽く絶望するには十分なインパクトでした。
30年後の未来がぼんやり見えてしまい、さらに営業担当になったことで毎日ように成績を怒られる日々、他の銀行に務める同級生へのコンプレックス、少し上の先輩が楽しく無さそうに働いているなど、いろいろなことが重なり
「ここにいても自分の望む未来は手に入らない」と考え、僕は銀行を辞める決断をしました。
1年目で辞めてもいい。でも逃げるだけの退職はやめよう
ざっくりとですが、僕が辞めるまでのストーリーを書きました。
ただ、辞めようと思ってからすぐに辞めたのではなく、いろいろ準備をしてから退職したので、このあたりをもう少し深ぼっていきますね。
結論を話すと「逃げるように辞めても多分幸せにならない」ということです。
逃げるように辞めても多分幸せになれない
「今がツライから」という理由だけで仕事をやめることが悪いことだとは言いませんが、逃げる気持ちだけで銀行を辞めても、次の職場でも同じようなことになる確立が高く、幸せになれないと僕は思っています。
そのために出来るだけ自分に向いている働き方を見つけることが大切です。
あなたが本気で銀行を辞めたいと思うなら、「今」のことだけではなく「未来」の事を考えてみましょう。
・自分はどういう人生を歩みたいのか? ・自分はどういう働き方をしたいのか?
このあたりを出来るどうかは考えずに、理想でいいので実現したい未来を考えてみると進みたい道が見えてきますよ。
自分には市場価値があることを知ること
不況と言われてはいますが、とはいえ銀行員の市場評価は高く、
・コツコツ努力できる ・厳しい就職活動を勝ち抜いている
などの理由から転職市場でも高い評価を獲得しやすいです。
ただ、銀行にいると銀行内の評価しかわからないので、自分の市場価値はどれくらいあるのか?なんて普通考えませんよね。
転職するにしても、まずは自分の市場価値(転職時の評価)がどれくらいあるのかを知っておくと、選択肢が広がるのでおすすめです。
まずは自分の市場価値を簡単に知るためには以下のサービスが無料で使えるのでおすすめです。
また、銀行員の転職時の強みは下の記事にまとめているので、自分の強みを把握するために読んでみてください。
スキルを身につければ未来が明るくなる
せっかく辞めるならボーナスなど、貰えるものをしっかり貰って、そのお金をスキルアップのために使うと進める道が増えるのでおすすめです。
スキルと言ってもいろいろありますが、最近だと銀行員⇒プログラマーの転職が増えており、
・給与水準が高い ・コツコツ努力できる銀行員にむいている ・文系出身でも短期間でプログラミングスキルを習得できるスクールが増えている
上記のような理由から転職者が増えています。
実際に僕もプログラミングスクールに通ったので、その体験談を下の記事にまとめています。
プログラミングスキルがあると、働く場所や時間が自由になりやすくフリーランスとして活躍できるし、さらに自分でサービスを作ろうと思った時に役に立つので起業時にも使える素晴らしいスキルです。
IT化がますます進む現代なら知っておかないとむしろマイナスともいえます。
辞める前にやったこと
イメージしやすくするために、僕の体験談を書いておくと、いきなり銀行を辞めても次にやることもないし、さすがに無計画すぎると思ったので、まず自分はどう生きたいのか?を考えました。
23歳のときの自分が考えたことは、
・自分のペースで働きたい ・金持ちになりたい ・女にモテたい
くらいしか出てこず、正直めちゃくちゃ甘い考えだけの人間でした。苦笑
ただ当時は本気で上記のように考えていて、これらを達成するには「自分で起業する」ことが1番だと考えました。
そのために、
・副業を始める ・起業するための勉強
上記を11月くらいからスタートさせて、少しずつ準備を進めていきました。
具体的に僕がやったことは「アフィリエイト」です。
このあたりは下の記事に詳しく書いてあるので参考にしてみてください。
あなたが幸せに生きることが1番大切です
「銀行を辞めるって言ったら親はなんて思うだろう…」
「入ってすぐ辞めるなんて社会不適合者みたいで嫌だな…」
などの気持ちがあるかもしれませんが、そんなことは全く気にする必要はありません。
大切なことは周りの評価ではなく「あなたの幸せ」です。
確かに最初は親にがっかりされるかもしれません。
僕も銀行を辞めると伝えた時は反対されたし、最低でも3年間は勤めろと引き止められました。
それでも起業したいという想いが強く自分が進みたい道があったので、全てのアドバイスを無視して上京しました。
まだ起業家として大成功というところまではきていませんが、結果的に起業家としていろいろ出来るようになりました。
もし、あなたが銀行を辞めたいと本気で思っているなら、辞めることは悪いことではありません。
そのために次に準備をしっかりと進めて、誰も文句が言えないくらいの結果を出しましょう。
最後に僕からのメッセージということで、この記事は終わりです。
以上となりますが、もし銀行の退職についてもっと知りたい!という方は僕のTwitterに気軽にDMをもらえれば、分かる範囲内で情報をシェアできればと思います\(^o^)/
あなたの人生が少しでも幸せになることを祈っています。
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