こんにちは、戸田たかひさ(@HushTug_toda)です。
モンゴル歴は2年くらいで、現在はモンゴルで立ち上げたD2CレザーブランドHusuTug(ハッシュタグ)の代表をしています。
先日に下記のツイートをしました。
本日、新工房の契約です。
モンゴルでの契約時に日本の感覚を捨てていないと痛い目をみるので、顧問弁護士に同席してもらって入念にチェックします。
僕の経験談ですが最初の弁護士で失敗してトラブったことがあるので、初めて海外で事業をする方は投資だと思って良い弁護士と組みましょう。 https://t.co/VRBJTHMpFy
— 戸田たかひさ🇲🇳モンゴルで事業つくってます (@HushTug_toda) 2019年8月5日
本日、新工房の契約です。 モンゴルでの契約時に日本の感覚を捨てていないと痛い目をみるので、顧問弁護士に同席してもらって入念にチェックします。 僕の経験談ですが最初の弁護士で失敗してトラブったことがあるので、初めて海外で事業をする方は投資だと思って良い弁護士と組みましょう。
この記事ではモンゴルで不動産を契約するときに気をつけるポイントや物件の探し方などを解説していきます。
上記ツイートを深堀りしつつ、僕の体験談をシェア出来ればなと思います。
☑本記事の内容
1、【モンゴル】オフィスや不動産の契約方法と注意点を解説 2、良い弁護士を見極めるポイント
【モンゴル】オフィスや不動産の契約方法と注意点を解説
自宅を借りる場合とオフィスを借りる場合で多少の違いはありますが、基本的には物件の探し方、契約方法、注意点は同じなので、まとめて解説していきます。
なおモンゴル語が話せずに、かつ通訳がいない場合はちょっと厳しいのでまずは人脈を作りましょう。
モンゴルに滞在している日本人は少ないので、SNSを使えばすぐに繋がれると思います。
僕のSNSも記事の最後に乗せておくので、困ったらDMを頂ければ可能な限り応援しますね。
では、本題です。
不動産の見つけ方
日本のような不動産仲介サイトを使って探すのではなく、基本的には自分の足で探します。
借りたいエリアをまわって物件が見つかれば、1階などに空室情報の張り紙が貼ってあるのでオーナーに直接電話し交渉をします。
ウランバートルの場合だと街が狭いので、探すことは難しくはありません。
特にこだわりが無いならノミンデパートの近く(半径1キロ以内くらい)がおすすめです。
家賃はやや高めですがスーパーや飲食店が豊富で生活がしやすいです。
詳しくは下の記事に書いてあるので参考にしてみてください。
契約時の注意点
日本と同じように基本的には初期費用を払って、毎月家賃を払うだけなので、そこまでトラブったりはしませんが、いくつか見ておくべきポイントがあるので、3つのポイントを解説していきます。
初期費用を確認しよう
日本のような礼金という文化はないため、あるとすれば保証金が1ヶ月分ほどあるかもです。
ここはオーナーによって考えが違い、僕が住んでいる自宅は保証金も0円で、家具も全て揃っていたので初期費用は家賃分だけでした。
家具付きの家に住んだほうが初期費用が安く、引っ越しが楽になるので少し家賃が高くでも家具付きの家を選びましょう。
オフィスの場合だと保証金が多少かかりますが、賃料の1ヶ月〜2ヶ月程度で収まるはずです。
もし保証金が6ヶ月とかだと、少し危険な感じがするので避けたほうが良いかもです。
家賃交渉のコツ
原則的にオーナーと直接交渉できるので、家賃交渉は必ずやりましょう。
ただし、何も相手にメリットがなくて、ただ家賃を下げてくれと言っても厳しいです。
ポイントは家賃をまとめて払うことです。
「3ヶ月分をまとめて払うから、これだけ安くして欲しい」
このような交渉をすれば高確率で家賃は落ちます。
実際に僕は家賃が120万MNTのところを、3ヶ月毎にまとめて払うと交渉して110万MNTまで落とすことが出来ました。(4,500円くらいの値引きです)
モンゴルはまだ経済的に弱い国なので、目先の生活費などで困っている人が多いです。
そのため現金を一括で多く払ってくれる人に貸したいと考えている人が多く、お互いがWin-Winになれるので、積極的に交渉してみましょう。
退去時のルールを確認しよう
賃貸系でトラブルになるのはほとんどが退去時です。
退去時に原状回復をどこまでするかで費用がかなり変わります。
契約時に保証金を払っていない場合は、ここで想定外の費用が発生するなどのリスクもあるため、入居時に必ず退去時の費用を入念にチェックしましょう。
良い弁護士を見極めるポイント
続いて弁護士について解説していきます。
自宅用の家を借りるだけなら弁護士は不要ですが、オフィスを借りる場合は賃料が高くなるので、可能な限り弁護士のアドバイスを貰ったほうが良いですね。
ただし、弁護士と言ってもピンきりで僕は最初の弁護士選びに失敗してトラブルに巻き込まれました。
そこから学んだことを踏まえて、下記ツイートに良い弁護士を選ぶポイントをまとめました。
良い弁護士を選ぶポイントは、
『必須』
・気が利く
・ぼったくらない
・偉そうにしていない
・その国の商文化に精通してる『あれば嬉しい』
・人脈が豊富
・そこそこ若い
・日本の文化を知っている発展途上国は特に人脈が大事なので、人脈が豊富というだけでかなりプラスの評価。
— 戸田たかひさ🇲🇳モンゴルで事業つくってます (@HushTug_toda) 2019年8月5日
良い弁護士を選ぶポイントは、 『必須』 ・気が利く ・ぼったくらない ・偉そうにしていない ・モンゴルの商文化に精通してる 『あれば嬉しい』 ・人脈が豊富 ・そこそこ若い ・日本の文化を知っている 発展途上国は特に人脈が大事なので、人脈が豊富というだけでかなりプラスの評価。
上記を1つずつ解説していきます。
弁護士に必須なポイント
気が利く
日本とモンゴルでは文化や習慣が違うので、こちらが当たり前だと思っていることが当たり前ではありません。
そのため、こっちが困りそうなことを事前に教えてくれるととても助かります。
これは僕の体験談ですが、投資家ビザを取得してから初めての出国時にモンゴルから出国できないトラブルに巻き込まれました。
原因は滞在ビザを取ると、出国にもビザが必要になるからみたいで、それを知らなかったので飛行機代などをいろいろと損をしました。
知らなかった方が悪いですが、担当弁護士は僕が日本とモンゴルを言ったり来たりしてるということを知っていたので、一言アドバイスがあっても良かったのではないかと思いました。
ぼったくらない
モンゴルでは未だに、
『日本人=金持ち』
という感じで思われています。
そのため、正規の金額より高額なオファーが来ることがあるので気をつけましょう。
ちなみに今の僕たちの顧問弁護士は月額200ドルです。目安にしてください。
偉そうにしていない
これは僕の好みの問題ですが、発展途上国はトラブルが多いので一緒の目線になって解決してくれる人じゃないと、ちょっと厳しいかなと思います。
上から目線の人は避けたほうが無難です。
モンゴルの商文化に精通してる
先ほどの「気が利く」のところに似ていますが、モンゴルと日本では商文化が違うので、モンゴルの文化について理解がある人じゃないとトラブルに巻き込まれる可能性があります。
あれば嬉しいポイント
人脈が豊富
モンゴルは日本よりも人脈社会です。
政府の人と繋がっていたり、大きな会社にコネがあったりすると商売がやりやすくなります。
そこそこ若い
30代が経験もあるし、仕事がやりやすいかなと思います。
日本の文化を知っている
これは無くてもいいですが、あれば話が合うので、あったほうが良いというレベルです。
まとめ:カモだと思われないように強気で交渉しよう
少し言い方は悪いですが、日本人は大人しいと思われやすく結果的にカモにされやすいです。
不動産の交渉に限らずですが海外に出たら基本的に交渉は全て強気でいきましょう。
もしモンゴルのことで困ったら僕のSNSにご連絡を頂ければ可能な限り対応しますね。
信頼できる会計士と弁護士がチームに居るので、基本的に大体の問題に対応可能です。
あなたのモンゴルライフが少しでも良いものになるように祈っています!
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