起業したいなら２０代でやっておけ【経験談あり】

僕が初めて起業したのは社会人２年目の７月。２３歳の時だ。

当時、お世話になっていた人の誘いで訳も分かっていない状況だったので、当時は完全にノリと勢いで起業してしまった。

とは言え、小さな頃から経営者である父親の背中を見ていたから、「自分もいつか社長になるぞ！」とは考えていたので、人生プラン的には想定内と言えば想定内。

そんな僕も気づけば２７歳。現在はモンゴルの首都ウランバートルで妻と愛犬ぴぴと３人ぐらしだ。

１年前はモンゴルで仕事をするなんて思っていなかったから人生ってホントに何があるかわかんねーよな。と実感しております。

詳しい自己紹介はどこかのタイミングで書くので、前置きはこの辺りにしておいて、本題の「起業したいなら２０代でやっておけ」の話に入ろうと思う。

若いというだけで先輩経営者に可愛がってもらえる

起業するなら絶対に早ければ早いほうが良いと思っている。その最大の理由がこれだ。特に６０代以上の経営者からは絶大な支持を得ることが出来る。（個人的な話になるけど僕はおじいちゃん、おばあちゃんと仲良くなることが非常に得意だ。そのノウハウもどこかのタイミングで書いてみようと思う。びっくりするくらい簡単なので。）

起業したてなんて基本的に優れたスキルなんて無い方が多い。ちなみに僕も当然何もなかった。むしろPCは人差し指でぽちぽちタイピングするレベルで大学生と大差ない。

そういう人間にとって大切なことは、どれだけチャンスを掴めるかだ。本来であれば少しずつ実績を積んで信頼を勝ち取っていく方法が正攻法である。しかし、先輩経営者に可愛がってもらえると思わぬ所で仕事の話が舞い込んでくる。

しかし、そういう話には大きな欠点があって、ほとんど１００％自分には出来そうにない話が飛んでくる。まぁそりゃそうなんだけどね。２０代なんて突出したスキルや経験なんてほぼ無いんだから。しかしそれを気にする必要は全く無い。

その時に大切なことは「出来そうにないな・・・」と思っても、「やってみたいです！」「やります！」と言ってみればいい。その姿勢を見せるだけで、ひとまずはOK。やるとコミットした後に任されたことを猛烈に勉強したり、先輩経営者に聞いて学べばいい。

ただ、この手の話をすると「出来なかったらどうするの？」と失敗を気にする人がいるけど、そんなことを気にしていたら仕事なんて取れないし、成長速度も遅くなる。というか、仕事を振っている先輩経営者もバカじゃないから、いきなり責任重大で失敗したら事業が大ゴケするようなことは任せない。もちろん失敗してもいいと言っているわけじゃない。ただ、失敗ばかりを恐れる必要もないということ。

いま、僕がモンゴルで働いているのも大先輩経営者からの話だった。いろいろな話を聞かせて頂いているうちに面白そうだなと思い、「（モンゴル）行きたいです！」って手を上げたことで始まった。

先輩経営者に可愛がってもらえるだけでチャンスを掴める可能性はグッと高くなる。

思い切った決断をしやすい

これは想像しやすいと思うけど、やっぱり結婚したり子供が産まれたりすると、自分の人生以外に守るものが出来るので、ぶっ飛んだ決断はやり辛くなる。

「オレ起業するから会社辞めようと思う」なんて奥さんに言った日には全力で反対されるだろう。まぁ反対されて諦めるくらいなら最初から上手くいかないから起業なんて辞めたほうがいいけど。

ただ、どうしても周りを説得するのは大変なので、身軽なうちにさっさと起業してしまった方がハードルは低い。ちなみに、家族や友達も起業すると言うと反対してくるケースが多い。僕の場合も経営者の両親からも３年は銀行に勤めてから考えろと反対されたから、サラリーマン家系だとなおさら反対勢力の力は強いだろう。

しかし、反対はチャンスだ。チャンスは常に少数派に落ちている。人に反対されることをやる。と決めておけば決断がやりやすくなるからオススメだ。

余談だが反対を押し切って起業しても、ある程度成果を上げてくると「お前なら出来ると思ってた」みたいな感じであたかも応援してたよみたいな感じで言ってくる。あんなに反対してたじゃん！とツッコミを入れたくなるくらい華麗に手のひらを返すから是非これを経験して欲しい。個人的には「周りに認めさせたぞ！」とテンションが上った瞬間だった。